影響はあっても“伸ばせない理由”にはならない

「この部位だけ全然筋肉がつかないのは、遺伝なのかな」
「骨格的に、この筋肉は大きくならない気がする」

筋トレを続けていると、一度はそんなことを考えたことがあるのではないでしょうか。

結論から言えば、遺伝や骨格は筋肉の発達や見た目に少なからず影響を与えます。

ただし、それは「筋肉がつかない」と決めるものではありません。

筋肉のつき方には、遺伝や骨格だけでなく、トレーニングの種目、負荷、フォーム、可動域、栄養や休養など、さまざまな要素が関係します。

だからこそ大切なのは、身体の特徴を知ったうえで、変えられる部分を工夫することです。

筋肉の形や発達には、もともと個人差がある

同じようにトレーニングをしても、身体の見え方や力の発揮のしやすさが違うのは珍しいことではありません。

その理由の一つが、身体の構造そのものに個人差があるからです。

① 筋腹の長さ・付着位置

筋肉には、筋腹(筋肉のふくらんだ部分)があります。

筋腹や腱の長さ、筋肉が骨に付着する位置には個人差があるため、
同じように筋肉が発達していても、見た目の形やボリューム感は人によって変わります。

これは「発達しない」という話ではなく、発達したときのシルエットが違うということです。

② 筋線維タイプの違い

筋肉を構成する筋線維にも個人差があります。

筋線維には、速筋(瞬発的な力を発揮しやすい)が多い人、遅筋(持久的な働きが得意)が多い人がいます。

その違いによって、力の発揮のしやすさや疲労の感じ方、得意な運動などに違いが出ることがあります。

ただし、筋線維のタイプだけで「この部位は筋肉がつかない」と決まるわけではありません。

トレーニングへの反応には、筋線維の特徴だけでなく、トレーニング方法や栄養、休養など、さまざまな要素が関係しています。

③ 骨格・関節角度

肩幅、骨盤、関節の形や向きなども人それぞれです。

そのため、同じ種目を行っても、力を発揮しやすい角度や動かしやすい範囲が違います。

「同じ種目なのに、あの人とは効き方が違う」

これは決して不思議なことではありません。

「つかない」の前に、トレーニングの考え方を見直す

ここで大切なのは、身体に違いがあるなら、トレーニングも全員が同じである必要はないということです。

例えば、

・その部位を狙いやすい種目を選べているか
・狙った筋肉に負荷がかかるフォームになっているか
・自分でコントロールできる重量になっているか
・無理のない範囲で十分な可動域を使えているか
・反動に頼らず、動作をコントロールできているか

こうした部分を見直すだけでも、同じ種目から得られる刺激は変わります。

特に、変化を感じにくい部位ほど、「もっと頑張る」より「やり方を見直す」ことが重要です。

つきにくい部位ほど「重量だけ」を追わない

身体の構造や動かしやすい範囲には個人差があるため、
同じ種目を行っていても、身体の使い方や得意な動きは人によって大きく異なります。

だからこそ、「この種目をやれば全員同じように効く」とは考えられません。

例えば、「肩を大きくしたくてサイドレイズをしているのに、なかなか肩が変わらない」というケースがあります。

動きを見ると、重量を上げることを優先するあまり、
身体を大きく揺らしたり、肩をすくめたりして、ダンベルを持ち上げること自体が目的になっていることがあります。

この場合、重量を少し下げて、身体を安定させながら肩を動かせる範囲を丁寧に使うだけでも、
狙った部位への負荷を変えることができます。

もちろん、高重量を扱うこと自体が悪いわけではありません。

大切なのは、「重い重量を扱えるか」ではなく、「その重量で何を狙っているのか」を考えることです。

身体の特徴や動きに合わせて、必要であれば種目やフォーム、重量を調整する。

遺伝や骨格は、結果を諦めるための理由ではなく、自分に合うトレーニングを考えるための条件です。

「ここだけ変わらない」なら、やり込む前に考える

筋肉がつきにくい部位があることは、決して珍しいことではありません。

それでも、「変わらない」=「才能がない」ではありません。

変化が出にくい部位だからこそ、自分の身体に合った種目やフォーム、負荷を考える価値があります。

トレーニングは、ただ頑張るだけではなく、

自分の身体を知る → 試す → 調整する → 続ける。

この繰り返しです。

GEEKFIT. MEIKEでは、単純に重量を上げることだけを目標にするのではなく、身体の特徴や動きに合わせてトレーニングを考えることを大切にしています。

その中で、マシンを自分の身体に合わせて使い、狙いたい部位にしっかり負荷をかけることも大切なポイントです。

ただし、「マシンなら誰が使っても同じ」というわけではありません。

シートの高さや位置、足の置き方、グリップの位置、身体を固定する場所など、ちょっとしたセッティングの違いによって、動きやすさや負荷のかかり方は変わります。

そのため、マシンの使い方を知ることも、自分に合ったトレーニングを行うためには大切です。

GEEKFIT. MEIKEのパーソナルトレーニングでは、マシンの基本的な使い方や、その人の身体に合わせたセッティングをお伝えしています。

「このマシンはどう使えばいいのか分からない」
「シートはどこに合わせればいいのか分からない」
「自分の身体に合った位置が分からない」

そんな場合には、実際の動きを確認しながら、その人の身体に合わせたセッティングを一緒に確認していきます。

「頑張っているのに、なかなか変わらない」と感じているなら、まずはトレーニングの量を増やす前に、今のやり方を見直してみてください。

施設見学やビジター利用でトレーニング環境を実際に見ていただくこともできますし、
マシンの使い方や自分に合ったセッティングを知りたい方は、パーソナルトレーニングで一緒に確認することもできます。

自分の身体を知り、自分に合う方法を見つけていく。

その積み重ねこそが、長く身体を変えていくための土台になります。

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