健康診断はきっかけ
年に一度の健康診断。
結果の用紙を開く瞬間、最初に確認するのは「異常あり」の文字ではないでしょうか。
特に問題がなければひと安心。
逆に何か引っかかっていれば少し気になる。
ですが、その結果用紙を数日後にもう一度見返す人は意外と少ないものです。
健康診断は身体の状態を知るための大切な機会ですが、結果を見るだけでは身体は変わりません。
大切なのは、その数字をどう行動につなげるかです。
今回は健康診断でよく見る項目を筋トレや運動の視点から見ていきたいと思います。
体重・BMIだけで健康は判断できない
健康診断で最も目につくのが体重やBMIです。
BMIとは「体重(kg)÷身長(m)²」で算出される数値で、日本では一般的に22前後が標準とされています。
例えば身長170cmの人の場合、BMI22に相当する体重は約64kgです。
一見すると「64kgなら健康そう」と感じるかもしれません。
ですが、ここにBMIの落とし穴があります。
同じ170cm・64kgでも、
・Aさんは筋肉量が多く体脂肪率15%
・Bさんは筋肉量が少なく体脂肪率30%
だった場合、BMIはどちらも同じ22です。
しかし身体の見た目や運動能力、代謝の状態は大きく異なります。
健康診断の結果だけを見ると両者とも標準体重ですが、身体の中身は全く別物なのです。
こうしたケースでは、体重を落とすことよりも筋肉量を増やすことが優先される場合もあります。
体重だけを見るのではなく、身体の中身にも目を向けることが大切です。
腹囲が気になり始めたら筋トレの出番
毎年測る腹囲。
年齢とともに少しずつ増えていく数字にドキッとした経験がある方もいるかもしれません。
腹囲の増加は内臓脂肪の蓄積と関係しています。
そして内臓脂肪は生活習慣病のリスクとも深く関わっています。
お腹周りを気にすると、まずウォーキングやランニングを始めようと考える人が多いですが、筋トレも非常に重要です。
筋肉量が増えることで日常生活で消費するエネルギー量が増え、身体が脂肪を溜め込みにくい状態へ変わっていきます。
また、筋肉は年齢とともに少しずつ減少していきます。
体重だけを落とそうとして食事を減らすだけでは、脂肪と一緒に筋肉まで失ってしまうこともあります。
腹囲が気になる人ほど、「体重を減らす」だけではなく「筋肉を残す・増やす」という視点が大切です。
血糖値やHbA1cと筋肉の意外な関係
健康診断で「血糖値」や「HbA1c」の項目が黄色信号だった場合、身体の中の糖分がうまく処理しきれていない状態を意味します。
血糖値は健康診断を受けた時点の数値ですが、HbA1cは少し意味が異なります。
HbA1cとは、過去1〜2か月程度の平均的な血糖状態を表す指標です。
そのため、健康診断の直前だけ食事を気を付けたとしても大きく改善するものではありません。
日頃の食事や運動習慣が反映されやすい数値であり、糖尿病のリスクを判断する際にも重要な項目とされています。
ここで大活躍するのが、筋肉です。
筋肉は身体の中で最も大きな糖の貯蔵庫です。
食事から摂取した糖質は筋肉に取り込まれ、運動や日常生活のエネルギーとして利用されます。
つまり筋肉量が多いほど、糖を効率よく処理しやすくなります。
反対に運動不足によって筋肉量が減ると、糖を使う力も低下しやすくなります。
血糖値対策というとウォーキングが注目されがちですが、筋トレも非常に重要な選択肢のひとつです。
中性脂肪やコレステロールは食事だけの問題ではない
「中性脂肪」や「LDL(悪玉)コレステロール」の数値が高いと、
「まずは食事を見直そう」と考える方が多いと思います。
もちろん食生活は大切です。
ですが、それだけでは十分ではありません。
身体は食べたものだけで作られるわけではなく、どう動くかによっても大きく変わります。
筋トレを含めた運動習慣はエネルギー消費を増やすだけでなく、身体が栄養を使う仕組みそのものにも良い影響を与えます。
数値を改善するために極端な食事制限を続けるよりも、無理なく続けられる運動習慣を作る方が長続きしやすく、健康的な身体づくりにもつながります。
健康診断には出ない「衰え」もある
ここまで健康診断の数値についてお話ししてきました。
ですが、健康診断には現れない変化もたくさんあります。
例えば、
階段を避けるようになった。
重い荷物を持つのが面倒になった。
長時間歩くと腰や膝が痛くなる。
こうした変化は健康診断の結果用紙には載りません。
しかし日常生活の快適さには大きく影響します。
健康診断で異常がなくても、筋力や体力は少しずつ低下していることがあります。
特に筋肉は何もしなければ年齢とともに減少していくため、
気付かないうちに「昔はできたこと」ができなくなっていくこともあります。
健康とは病気がないことだけではありません。
自分の身体を思い通りに動かせることも、健康の大切な要素です。
健康診断は「合格発表」ではない
健康診断は年に一度ですが、身体は毎日少しずつ変化しています。
数値が気になった方も、特に問題がなかった方も。
今の身体と向き合うきっかけとして、運動習慣を見直してみるのもひとつの選択肢です。
現在GEEKFIT. MEIKEでは56時間限定で入会受付を行っています。

「健康診断で初めて数値を指摘された」
「最近体力が落ちた気がする」
「何か始めなきゃとは思っている」
そんな方は、この機会にぜひご検討ください。
身体は一日で変わるものではありません。
だからこそ、少しずつ続けることに意味があります。
今年の健康診断をきっかけに、自分の身体と向き合う時間を作ってみませんか。

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