身体の硬さは、何で決まる?

「前屈をしても床に手が届かない」「腕を頭上まで上げにくい」。
そんな経験はありませんか?

同じように身体が硬いと感じていても、動かしにくい部位や動作は人によって異なります。

例えば、前屈は得意でも、腕を頭上まで上げるのは苦手という人もいます。

身体の柔軟性は、ひとつの動作だけで判断できるものではありません。

筋肉や腱などの組織の性質だけでなく、関節の構造や周囲の部位の動き、身体の使い方など、さまざまな要素が関係しています。

では、身体の硬さにはどのような違いがあり、改善するためには何を考えればよいのでしょうか?

ストレッチをすれば、身体は柔らかくなる?

身体の硬さが気になると、まず思い浮かぶのがストレッチではないでしょうか。
実際に、ストレッチを継続することで、関節を動かせる範囲が広がることはあります。
前屈が苦手な人がストレッチを続け、以前よりも深く身体を倒せるようになるケースがその一例です。

ストレッチによる可動域の変化には、筋肉などの組織の性質だけでなく、伸ばされたときの突っ張り感や不快感に対する耐性の変化も関係しています。

つまり、「関節の可動域が広がっても、筋肉そのものが長くなった」とは限りません。

また、身体の状態を整えるコンディショニングには、ストレッチのほか、関節を動かす運動やローラーなどを用いたセルフケア、動作そのものの練習など様々なアプローチが存在します。

それぞれ役割が異なるため、何となく身体をほぐすだけでなく、どの動作に制限を感じているのか、その原因に合った方法を選ぶことが大切です。

腕が上がりにくいのは、肩の筋肉が硬いから?

腕を頭上まで上げる動作を考えてみましょう。

この動作では、肩関節だけでなく、肩甲骨や背骨の上部にあたる胸椎も関係しています。
腕を上げるときには、それぞれが連動して動く必要があります。

背中が丸まった姿勢では、身体の状態によって腕を上げられる範囲が小さくなることがあります。
肩甲骨の動きや肩関節の状態も影響するため、腕が上がりにくい原因を筋肉の硬さだけで説明することはできません。

また、腕を上げたときに肩が痛む場合も、姿勢だけが原因とは限りません。
肩の関節や周囲の組織の状態、動作時の負荷など、複数の要因が関係する可能性があります。

痛みがあるときは、無理に動かしたり、ストレッチだけで解決しようとしたりせず、必要に応じて医療機関で原因を確認しましょう。

柔らかい身体と、うまく動かせる身体は違う

ここで整理しておきたいのが、「柔軟性」と「関節可動域」の違いです。

柔軟性は、筋肉や腱などの組織が伸びる性質を考える際に使われる言葉です。
一方、関節可動域は、関節を動かせる範囲を指します。

両者は関係していますが、同じ意味ではありません。

さらに、関節を大きく動かせることと、その範囲で安定して身体をコントロールできることも別の能力です。

柔軟性や可動域だけでなく、動作をコントロールする能力にも目を向けることが大切です。

トレーニングと可動域の関係

トレーニングというと、筋肉を大きくしたり、重いものを持ち上げたりすることをイメージするかもしれません。

しかし、適切な動作範囲で筋肉に負荷をかけることは、筋力を高めるだけでなく、関節可動域の改善にもつながる場合があります。

例えば、胸のトレーニングを続けることで、以前よりも胸を開きやすくなる場合があります。
大切なのは、単に重い重量を扱うことではなく、無理のない範囲で身体を動かし、姿勢を保ちながら動作をコントロールすることです。

ストレッチとトレーニングは、どちらか一方だけでよいわけではありません。身体の状態や目的に合わせて、上手に組み合わせていきましょう。

自分の身体に合ったトレーニングを考える

身体が硬いと感じたときは、ただ柔らかくなることを目指すのではなく、どの動作で、どのような動かしにくさを感じるのかを確認することから始めてみましょう。

柔軟性を高めること、関節を動かせる範囲を確保すること、そして、その範囲で身体をコントロールすること。それぞれの役割を理解すると、トレーニングへの向き合い方も変わってきます。

GEEKFIT. MEIKEには、40台のカスタムマシンがあり、シート位置やグリップ、身体の固定方法、動作範囲などを調整しながらトレーニングできます。

同じ筋肉を鍛える場合でも、マシンによって動きの軌道や身体の使い方は異なります。
さまざまなマシンの特徴を知ることは、自分の身体に合った動作や刺激を考えるきっかけにもなります。

重量を追いかけるだけでなく、無理なく動かせる範囲を把握し、その中で身体をコントロールすること。
それも、トレーニングを通して身につけていきたい能力です。

身体の硬さを、ただの弱点として捉えないこと。

まずは自分の身体の特徴を知り、必要な動きを身につけることから始めてみましょう。

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