どのくらい休むのが正解?

トレーニング中のセット間、皆さんはどのくらい休んでいますか?
「1分?3分?それとも感覚で?」答えは人それぞれで、悩む人もいるはずです。
インターバル(セット間休憩)の長さは、トレーニングの目的によって最適な時間が変わります。
今回は、筋肥大・筋力アップ・持久力向上などの目的別に、科学的根拠をもとに紹介していきます!

インターバルの役割とは?

インターバルとは、セット間で体を回復させるための休憩時間のこと。
この時間で、エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)クレアチンリン酸が再合成され、
次のセットで力を発揮できるようになります。

また、休憩の長さによって以下のような影響が出ます。
●インターバルが短い場合
筋肉の疲労が残りやすい
代謝ストレスが高まる
成長ホルモン分泌が増える
●インターバルが長い場合
回復して高出力を維持できる
筋力発揮が安定する
総負荷量(Volume)が増える

つまり、「どんなトレーニング効果を狙うか」によって、最適な休憩時間は変わるということです。

目的別、最適なインターバル時間の目安

① 筋肥大(ボディメイク)目的の場合:60〜90秒

筋肉を「パンプアップさせたい」「見た目を変えたい」という人は、60〜90秒程度の休憩がオススメ!
理由は、筋肉に適度な疲労を残したまま次のセットに入ることで、
代謝ストレス(乳酸蓄積)を高められるためです。
代謝ストレスは筋肥大の三大要素(筋損傷・代謝ストレス・メカニカルテンション)のひとつです。

【ポイント】
インターバル中はフォーム確認や筋肉のストレッチを行う
心拍数が完全に落ち着く前に次のセットへ
高レップのトレーニングとの相性が抜群。

② 筋力アップ(高重量トレーニング)目的の場合:3〜5分

スクワットやデッドリフトなどの、高重量で最大出力を発揮する種目では、3〜5分のインターバルをとりましょう。
理由は、ATP-CP系(瞬発的なエネルギー供給経路)の回復には約3〜5分必要だからです。
十分な休憩をとることで、各セットで高出力を維持でき、総トレーニングボリュームが最大化します。

【ポイント】
筋力重視なら「疲れを残さない」ことが重要
スマホを見すぎて集中力を切らさないよう注意
1回のトレーニングで1種目程度に取り入れるのが◎

③ 筋持久力アップ・脂肪燃焼目的の場合:30〜60秒

筋持久力や代謝アップを狙う場合は、30〜60秒の短めインターバル。
短時間で次のセットに入ることで、心拍数を維持しつつ、有酸素的な代謝(脂肪燃焼)も促進されます。

【ポイント】
サーキット形式や複数種目を組み合わせて行うと効果的
筋肥大は起こりにくいが、代謝は確実に上がる
ダイエット中や有酸素運動が苦手な方にオススメ!

④ 初心者の場合:1〜2分で「息が整う程度」

トレーニング経験が浅いうちは、筋肉だけでなく心肺機能や神経系の疲労も大きいもの。
まずは呼吸が落ち着いて、次のセットを安全に行える程度のインターバルを取ることを優先しましょう。

【ポイント】
「息が整ったら次へ」でOK
長すぎる休憩で体が冷えないよう注意
感覚で構わないが、一定のリズムを保つことが大事。

インターバルを“時間だけ”で考えないほうがいい理由

インターバルは秒単位で固定すればいいものではありません。
その日のコンディション、扱う重量、部位によって“最適な回復時間”は変わります。

高重量スクワット後 → 3分でも足りない
ダンベルフライ → 60秒で十分

つまり、「〇〇秒で固定」ではなく、目的と疲労度に合わせて柔軟に変えるのが理想です。

目的に合わせて休憩もデザイン

インターバル中にやるべきこと・やってはいけないことをまとめてみました。
〇やるべきこと
次のセットのフォーム確認
呼吸の整え・水分補給
軽いストレッチで筋肉をリラックス
×やってはいけないこと
スマホで長時間SNSチェック(集中力が切れる)
休みすぎて体温が下がる
隣の人との雑談でリズムが崩れる

インターバルは「ただの休憩」ではなく、次のセットを最高の状態で迎えるための“準備時間”です。
筋トレでは「重さ」だけでなく「休憩の取り方」も重要なトレーニング変数です。
GEEKFIT. MEIKEでは各マシンに一台ずつタイマーを設置しているため、
レスト管理しやすい環境になっています。
次のセットまでの時間も、“鍛える時間”に変えていきましょう。

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